患者様

相模原市 50代 男性
  

[五十肩の症状・病歴]

2年前から少しずつ、肩の痛みを感じるようになってしまった。
痛み始めたころは、それほどひどくなかったので、手を上にあげることはできた。
だんだんとひどくなってきて、手を横にあげると痛みが強く、90度くらいまでしかあがらなくなってしまった。

手を後ろに回すのは、痛みがあってほとんどできない。
洋服を脱いだり着たりするのがとてもつらい。
整形外科では、レントゲンでは特に問題ないと言われた。

多分、五十肩でしょうと言われた。
 

[治療方法・経過]

手を後ろに回していただくと、背中には届かない。
お尻に手をのせられるかどうかで痛みがでる。
手を横にあげていただく。

水平になるくらいで、痛みがでる。
右肩周辺を触診させていただくと、棘上筋がとても硬く緊張してしまっている。
そこを少し圧迫すると、すごく痛みがでる。

棘下筋も棘上筋同様とても硬くなってしまっている。
肩甲骨の内側も、とても硬くなっている。
肩周辺がこれだけ硬くなっていると、柔軟性がないので、それだけでも肩や腕は回しずらくなる。

肩甲骨と鎖骨の関節は、鎖骨が上方、側方、後方に変位してしまっている。
肩甲骨と上腕骨の肩関節は、上腕が後方と内方に変位してしまっている。
バランスが悪くなっている、肩関節を中心に全身を調整。

肩の動きを確かめていただくのに、一度起き上がっていただく。
「どうですか?」
「少し回しやすくなりました。」

2回目の来院。
「五十肩はどうでした?」
「手を前からあげるのは、楽になりました。」

触診させていただくと、棘上筋のハリは前回よりは良いが、まだ緊張が高い。
肩関節周りのバランスもまだ悪い。
前回同様、肩甲骨と鎖骨、肩甲骨と上腕骨のバランスを中心に全身を調整。

肩のインナーマッスルも入念に調整。
5回目の来院。
肩関節のバランスは良くなってきている。
肩を動かせる範囲が広がってきている。

10回のカイロ治療で、横からでも上に上げることができるようになった。
14回目の来院時には、日常生活に支障がなくなったので、メンテナンスをおススメして終了。
 

[コメント]

四十肩や五十肩は、鎖骨と肩甲骨、上腕骨のバランスとその周辺の筋肉の問題で起こっていることの多い症状です。
カイロプラクティックでは、主に関節と筋肉の調整を行うことによって、四十肩や五十肩を治療していきます。
痛み止めや湿布などでなかなか改善されない場合は、ご相談ください。

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