患者様

八王子市 40代 男性
 

[症状・病歴]

2ヶ月位前に転倒。

転倒した時の詳しい状態は覚えていないが、右肩から地面に落ちたと思う。

転倒した10日後の朝、起きた時から突然、首と右肩、肩甲骨と腕にかけて痛みとしびれを感じるようになった。

それからペインクリニックに行くまでの数日間は、痛みで腕を動かすことができず、右手の握力もなくなってしまった感じになった。

ペインクリニックで、頚椎捻挫による頚肩腕症と診断。

ブロック注射などの治療を受け痛みは軽減されたが、朝や仕事が終わった後は痛みがでてしまう。

指先のしびれは軽減されず四六時中ある。

残っている痛みとしびれを改善させたくて来院。
 

[整体・カイロ治療方法・経過]

身体の状態を診させていただく為にうつ伏せになっていただく。

早速、触診させていただくと、右の斜角筋と肩甲挙筋、菱形筋などが硬く緊張してしまっていて、圧痛もある。

特に菱形筋の圧痛が強く、圧痛とともに腕の痛みやしびれもでる。

背骨や骨盤の状態をアクティベーターメソッドを使ってチェック。

下部頚椎と上部胸椎、右の肩甲骨のバランスの悪さが目立つ。

筋肉と骨格を調整。

転倒した時に、むち打ちのような状態になり、首や背中の筋肉が硬く緊張してしまって、しびれや痛みがでていることを説明させていただき、初回は終了。

2回目の来院。

「カイロ治療した後は、どんな調子でしたか?」

「痛みとしびれはまだありますが、少し良くなっている感じがします。」

早速、身体をチェックさせていただく。

まだ、下部頚椎と上部胸椎のバランスが悪い。筋肉の緊張もある。

これらを中心に全身を調整。

5回のカイロ治療を受けた後から、痛みやしびれが和らいできた。

8回のカイロ治療で、日常生活には支障がなくなったが、仕事の後や腕を使いすぎた時には少し症状がでる。

トータル10回のカイロ治療で、ほとんどの症状はでなくなった。
 

[コメント]

頚肩腕症候群は、椎間板ヘルニアや変形性頚椎症など、明らかな原因がない場合の診断名で付く事が多いと言われています。

たぶん、レントゲンなどで骨に異常がなく、肩や腕に痛みやしびれがでていると頚肩腕症候群と言われるようです。

しびれや痛みの原因は、神経を圧迫しているからではないこともあります。

今回の患者様も、筋筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントと言われる筋肉が原因でおこっていました。

筋肉が長い間、硬く緊張していると、歪みが固定化されてしまい、筋肉をほぐしただけでは、なかなか改善されないことも多々あります。

筋肉の調整とともに、骨格を調整することによって、固定された歪みが改善され、筋肉の緊張も早く改善されていきます。

筋肉の緊張が和らいでくると同時に、しびれや痛みも緩和されていきます。

なかなか改善されない痛みやしびれでお困りならご相談下さい。

頚椎捻挫でお悩みの方