一般的には女性に多く見られる症状で、40歳以降に多く見られる傾向にあります。
膝関節の内側の痛みを感じることが多く、膝裏や膝のお皿の周り、膝関節全体に痛みがでることもあります。
痛みを感じ始めたころは、歩き始めや階段の上り下りなどで痛みがでるが、歩行中や安静時には痛みはなく、日常生活にはそれほど支障がでることはあまりありません。
症状が進行すると、痛みが増してきて、歩く動作などで常に痛みを感じ、膝を動かすとゴリゴリというような雑音がするようになってしまいます。
医学的には、関節軟骨の加齢による変性が原因の疾患で、はっきりした原因がわからない一次性と病的な問題や生まれつきの問題が原因であろう二次性があると言われています。
カイロプラクティック的には、膝の曲げ伸ばしに使われる筋肉のアンバランスによって、関節や筋肉に問題が生じ、痛みを起こしていると考えています。
膝を曲げる筋肉は、膝の後ろにあり、膝を伸ばす筋肉は、膝の前側にあります。
この二つの筋肉のうち、膝を伸ばす筋肉の方が筋力が弱くなりやすく、その結果、前後の筋力にアンバランスが生じて、関節に負担をかけてしまいます。
その結果、関節やその周りの筋肉に負担をかけ、痛みがでてきてしまいます。
痛みが治りにくい場合は、歪みが関係しているかもしれません。
筋力のアンバランスが長く続くと、関節に歪みが生じてきてしまいます。
歪みが長く続くとそれがまた筋肉に影響を与え、歪みが固定化してしまいます。
そうすると痛みが改善しにくくなってしまいます。
トレーフルカイロプラクティックでは、膝関節の動きやその周りの筋肉の働きをチェックしていきます。
膝関節の動きが悪い場合は、その可動性をつけるように治療していきます。
筋肉の働きが悪い場合は、主にその筋肉の働きをコントロールしている神経を活性化する治療を行います。
膝関節は、股関節と足関節の間にある為、それらの関節の影響もうけてしまいます。
股関節や足関節の状態が悪く、膝に負担をかけていることもありますので、全体的なバランスも調整していきます。