患者様
昭島市 ３０代 男性
[症状・病歴]
1ヶ月くらい前に、突然、右肩甲骨の内側と首の付け根に痛みとコリを感じ始めた。
初めは、首の付け根と肩甲骨周辺だけだったが、だんだん右の腕にも痛みを感じだして、しびれもでるようになってきた。
ひどくなってくると右の握力がなくなって、うまくものをつかめなくなることもあったので、整形外科を受診。
レントゲンを撮って、「頚椎椎間板ヘルニアか頚椎症かな？」と言われ、薬を飲んで様子を見て下さいといわれた。
薬を飲んでもあまり変化なく、しびれは少し良くなった感じがするが、痛みと右腕の重だるい感じは増している。
腕のあたりは常に筋肉痛の様なつっぱり感の様な痛みがある。
[整体・カイロ治療方法・経過]
身体の状態を診させていただくと、下部頚椎（首の下の方の骨）と上部胸椎（背中の上の方の骨）のあたりのバランスがすごく悪く、それに伴って、右側の斜角筋や胸鎖乳突筋がとても硬く緊張している。
斜角筋は、首の骨から肋骨についている筋肉で、この筋肉の間を腕に行く神経が通っている。
この筋肉が硬く緊張していると神経を圧迫し、腕に痛みやしびれを起こすこともある。
カイロ治療は、アクティベーターを使用して、身体の状態を整えていく。
特に下部頚椎と上部胸椎を入念に治療。
身体の状態をチェックしていただく。
「どうですか？」
「腕の重だるさとしびれは少し残っていますが、後は良くなった感じです。」
２回目の来院。
「調子はいかがでしたか？」
「治療したあと２日くらいは、身体全体がだるかったですが、その後は良くなりました。」
「痛みやしびれも半減した感じです。」
カイロ治療の効果がでているので、引き続きアクティベーターを使って身体のバランスを整える。
５回の治療で、首の付け根と肩甲骨周辺の痛みとコリ、右腕にも痛みやしびれはなくなった。
[コメント]
頚椎椎間板ヘルニアや骨棘が原因の頚椎症という診断を受けたのに、処方されたのはビタミン剤と痛み止めで、その他の治療はなし。
頚椎椎間板ヘルニアが原因ならば、せめてけん引くらいと思うのは私だけでしょうか？
痛みやしびれの原因は、椎間板ヘルニアや骨棘などよりも、筋肉や関節が原因の場合が多いように思います。
実際にカイロや整体などで、ヘルニアや骨棘の除去をしなくても、症状は改善されます。
なかなか改善されない、痛みやしびれでお悩みならカイロや整体などの代替療法をお試ししてはいかがでしょうか。
