患者様

八王子市 40代 男性
 

[咽喉頭異常感症の症状・病歴]

20年前、顔にケガをした後から喉に異物感がでてきた。
それからは、常に異物感があって、寝ている時以外は、いつも感じている。
睡眠を良くとれた日は、異物感が少し軽減される気がする。

それ以外は、全く変化はなく、常にある。
耳鼻咽喉科、口腔外科、内科などを受診したが、特に異常はなし。
症状を改善させたいので、いろいろな病院をまわって検査を受けたが、特に問題はないと言われた。

大きな病院で、咽喉頭異常感症と診断され、安定剤を処方された。
安定剤を飲むととても眠くなるだけで、効果がなかったので、止めてしまった。
ある病院では、扁桃腺が異物感をだいしている可能性があると言われ、扁桃腺を摘出した。

摘出したあとも異物感はかわらず。
病院ではなかなか改善されないので、違う療法をためしていようと思い来院。
 

[咽喉頭異常感症に対する整体・カイロ治療方法・経過]

ご自分では、顔面にケガをしたストレスが関係していると思われているので、それが身体に影響があるか、神経筋反射を利用して検査をする。
顔にケガをされた時のストレスでは、それほど反応しないので、身体のバランスを検査させていただく。
特に頸椎に問題がある。

お顔にケガをされた時の様子を聞いてみると、むち打ちのような感じになったとのこと。
頸椎に問題があると、首の後ろだけでなく、前の筋肉に影響を与えることもあり、それによって喉に違和感を覚えることもある。
身体全体のバランスを整え、頸椎を入念に調整。

初診はこれで終了。
2回目の来院。
「喉の調子はいかがですか?」

「少し良い感じはありますが、それほど変化はありません。」
頸椎のバランスは、顎関節とも関係が深いので、今回はそのあたりも調整。
1週間後、3回目の来院。

「喉の異物感はどうですか?」
「前回と比べると、良くなった感じがあります。」
少し良い結果がでているので、引き続き頸椎と顎関節を中心に全身を調整。

5回の施術で、喉の異物感が半分くらいなくなってきた。
その後、週1回のペースで、調整を行っていった。
トータル15回の施術で、異物感はそれほど気にならなくなり、全身のバランスも安定してきているので、様子をみながら施術間隔を空けていただくことにした。

現在は経過観察しながら、身体のメンテナンスを継続していただいている。
 

[コメント]

顔面に強い衝撃を受けると、首に強いストレスを受けることがあります。
首に受けたストレスによって、首の周りの筋肉が硬く緊張してしまいます。
それが継続することによって、肩こりやめまいはもちろん、飲み込みずらさや喉の異物感を感じることもあります。

今回の患者様もお顔にケガをされた際に、首に強いストレスが加わったことによって、喉の異物感がでていたようです。
20年もずっと継続していた症状ですので、改善にも少し時間をいただきましたが、それほど気にならなくなるまでに改善されました。
筋骨格系の症状は、病気と違って、病院で検査しても異常がない場合が多々あります。

病院では異常がないが、なかなか改善されない喉の異物感でお悩みならご相談ください。