患者様

多摩市 30代 女性

[股関節の症状・病歴]

4年前から左の股関節に痛みを感じるようになった。
2~3年前に股関節の痛む時間が、少しずつ増えてきて、痛みも強くなってきたので病院へ。
レントゲンを撮ると、両方の股関節とも臼蓋形成不全と言われた。

その時は、痛み止めをもらって、だんだん痛みは和らいできた。
ここ2~3カ月で、股関節の痛みが強くなってきたので、再び病院へ。
また、レントゲンを撮ると、今度は骨棘(骨の老化)ができているから痛みがでていると言われた。

股関節は、朝よりも立ち仕事が終わった夕方のほうが強く感じる。
仕事が終わった後は10~15分くらい歩くと、すごく痛くなる。
しゃがむような動きをすると、股関節がはずれそうな感覚があって、すぐにはしゃがめない。
 

[股関節の痛みの治療方法・経過]

股関節は、骨盤のくぼみに大腿骨がはまっている関節で、とても大きな関節です。
また、大腿骨は膝関節とも関係しています。、
ですから、骨盤や膝関節の影響を受けやすくなっています。

身体のバランスをチェックさせていただくと、左の骨盤の仙腸関節、左の股関節のバランスが特に悪くなっている。
左膝の外側のバランスも悪い。
これらを中心に全身を調整。

一度立ち上がって股関節の状態を確認していただく。
「屈伸してみてどうですか?」
「股関節がはずれそうな感覚はなくなっています。」

身体の状態とご自身の感覚も良くなっているので、1回目のカイロ治療は終了。
2回目の来院。
「日常生活で、股関節は気になることがありましたか?」

「仕事終わりの痛みが少し残っていますが、他は良くなっています。」
身体のバランスをチェックさせていただく。
前回悪かった膝と仙腸関節はそれほど悪くない。

股関節は前回よりは良いが、まだバランスの悪さが目立つ。
股関節を中心に全身を調整。
「状態は前より良い状態ですので、1~2週間様子をみていただいて、痛みがでなければそのまま様子をみてください。」

身体の状態は、それほど悪くなっていないので、これで様子をみていただくことにした。
 

[コメント]

臼蓋形成不全や骨棘(骨の老化)があっても、痛みを感じる場合とそうでない場合があります。
この患者様も、左右両方とも臼蓋形成不全だったそうですが、痛みを感じていらっしゃるのは左の股関節だけでした。
左右両方に臼蓋形成不全があってもなぜ、痛みは左だけしか感じられないのでしょうか。

痛みは、関節の機能障害や筋肉の問題で起こることが多く、臼蓋形成不全とは関係がないこともあります。
また、それらはレントゲンでは確認することができません。
カイロプラクティックは、レントゲンには写らない機能障害を神経筋反射などを用いてチェックし、それを調整します。

カイロプラクティックは、関節の機能障害や筋膜性疼痛症候群など筋肉の問題による痛みを改善させる、良い施術方法の一つです。
なかなか改善されない股関節の痛みでお悩みならご相談ください。
 

股関節の痛みでお悩みの方