患者様

町田市 50代 男性
 

[症状・病歴]

10ヵ月前から左の肩甲骨の内側と左肘のあたりに痛みがでだして、腕と手はしびれるようになってしまった。
痛みの強さは日によって違ったりするが、いつも肩甲骨と肘のあたりには痛みがある。
うつ伏せや仰向けの状態をしばらく続けていると、痛みが強くなってしまい、腕のおきばに困る。

夜寝ていても痛みで起きてしまうことが多い。
寝ている状態よりも、座っている方が痛みが楽な感じがするので、痛みが強くて寝れない時は、椅子に座って寝ている。
しびれは、腕や指先に感じていて、特に親指と人差し指がしびれている。

左手がむくんでいるような感じで、腫れぼったい感じ。
朝起きた時に痛みが強く、だんだん緩和されてくる。
使っているうちにまた痛みが出てくることが多いので、夕方になるとまたつらくなってくる。

病院で検査をしたが、骨には異常がないので、特に原因はないと言われた。
特に悪いところはないので、痛み止めと湿布をもらって、後はリハビリをするように言われた。
 

[治療方法・経過]

座っていただいた状態で、首や肩周辺の触診をさせていただく。
首よりも首の付け根と肩甲骨の内側の筋肉の張りが強い。
そのあたりを少し強く押すと、とても痛みを強く感じる。

腕を回す動作はできるので、肩関節周りの問題はなさそうである。
首を後ろに倒してもらうと、首や腕に痛みがでる。
うつ伏せに寝ていただく。

身体のバランスをチェック。
肩甲骨が内方に変位している。
下部頚椎と上部胸椎がとても悪い。

その他、腰や背中のバランスが悪くなっている。
悪くなっている筋肉と骨格を調整。
一度起きていただいて、筋肉の張りをチェック。

張りは少し緩和されているが、痛みの変化はあまりない。
身体全体は少し軽くなったような感じがある。
お仕事の都合で、週一回のペースでカイロ治療を行うことにして、一回目は、これで終了。

2回目の来院。
「痛みやしびれはいかがでしたか?」
「しびれはありますが、痛みが少し良かったような感じです。」

身体の状態を確認。
前回よりは、緩和されているが、まだとても筋肉の張りは強い。
うつ伏せでいると痛みがだんだん強くなる。

身体の歪みは、まだ強く残っている。
前回同様、筋肉と骨格を調整。
今回は、前回より、筋肉を入念に調整。

3回目の来院。
「調子はどうでしたか?」
「前回の治療後、首の付け根のあたりに重怠さがありましたが、翌日から少し痛みが軽減された感じです。」

5回目のカイロ治療後から、夜痛みで起きてしまうことがなくなった。
7回目の治療後からは、朝の痛みは軽減され、日中はほとんど痛みを感じなくなってきた。
このころから、硬く緊張していた筋肉の張りがなくなってきた。

10回の治療で、日常生活に支障がなくなってきたので、身体のメンテナンスをおススメして終了。
 

[コメント]

腕の痛みやしびれ、手の痛みやしびれは、頸椎椎間板ヘルニアによって起こることもありますが、それだけが原因ではありません。
今回の患者様も、レントゲンでは特に異常がありませんでした。
特に異常がない場合、筋肉が原因となってしびれや痛みを起こす、筋膜性疼痛症候群によって起こっていることが多々あります。

一般的な筋肉痛と違って、痛みやしびれがとても強く、更に痛みやしびれが広範囲に発生します。
筋膜性疼痛症候群による痛みやしびれは、筋肉や骨格を調整することによって、とても良くなることが多い症状です。
なかなか改善されない、腕の痛みやしびれ、手の痛みやしびれは、筋肉が原因かもしれません。

カイロプラクティックは、筋骨格系のを調整することによって、筋膜性疼痛症候群による痛みやしびれを改善させていきます。
痛みやしびれでお悩みならご相談ください。

手や腕のしびれや痛みでお悩みの方