手根管症候群の患者様

相模原市 40代 女性
 

[手根管症候群の症状・病歴]

半年前に右手の中指と薬指のしびれを感じるようになった。
その後、しばらくしてから指先に力がはいりづらくなり、ペットボトルの蓋などが開けられなくなってしまった。
しびれはだんだん悪くなってきていて、小指以外の指は全部しびれてしまうようになり、手の平もしびれてきてしまった。

しびれが強くなってきたので、病院で診てもらった。
骨には異常がなく、手根管症候群という診断で、痛み止めとサポーターをもらい経過を見るように言われた。
しばらく様子をみていたが良くならず。

ここ1~2ヶ月で右の肩と腕の痛みもでてきてしまった。
特に、寝ている時に腕の痛みを感じるので、あまり熟睡できていない。
 

[手根管症候群に対するカイロ・整体の治療方法・経過]

手根管は、手首にある神経と腱が通る場所で、そこがなんらかの原因で圧迫されてしびれや痛みがでるとされています。
カイロプラクティックでは、手関節にある骨の歪みで手根管が圧迫され、しびれや痛みがでてくると考えられています。
また、肘から指先にかけてつながる筋肉の関連痛などでもしびれや痛みがでてくることもあります。

手のしびれがあって、腕も痛みがでてるので、肩や首の問題も関係してそうである。
肩甲骨から手首までのバランスを中心に全身をチェックさせていただく。
背骨は、首の付け根から背中の上部にかけてバランスが悪くなっている。

肩甲骨は、外上方に変位してしまっている。
それに伴って、肩関節や肘関節のバランスも悪い。
手首の関節は、尺骨が甲側に手の骨が手の平側に変位している。

これらのバランスを整える。
「しびれや痛みはいかがですか?」
「しびれはあまり変わりません。痛みは軽くなった感じがします。」

2回目の来院。
「カイロ治療後、何か変化はありましたか?」
「手の平のしびれは少し軽減されて、腕の痛みも少し良い感じがします。指先のしびれはあります。」

身体の状態を診させていただく。
背骨のバランスは前回より若干良くなっている。肩や肘、手首はまだ悪い状態。
前回同様、肩甲骨かた手首を中心に全身を調整。

5回目の来院。
「調子はどうですか?」
「しびれは、手全体でなく、指先だけになっています。右腕の付け根付近は、夜寝ている時に感じます。」

7回目の治療後からは、しびれはなくなってきて、10回目の来院時には、しびれはほとんど気にならなくなった。
痛みも徐々に改善し、12回の治療で日常生活には支障がなくなったので、メンテナンスをおススメして終了した。
 

[今回の手根管症候群のケースに対するコメント]

しびれや痛みが手や指だけで、オーソペディック検査で陽性がでると手根管症候群ということになりやすいですが、手根管だけが原因ではないことも多々あります。
筋筋膜痛症候群や関節が関連する痛みやしびれもあります。
薬や湿布だけでは、根本原因の改善にはならないこともあります。

なかなか改善されない痛みやしびれでお悩みならご相談ください。

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