手のしびれの患者様
日野市 ５０代 男性
[手のしびれの症状・病歴]
４～５ヶ月前から手のしびれがでてきた。
しびれ始めは、時々しびれる感じがする程度だった。
だんだん、しびれを感じる頻度が増えてきている。
最近は、一日中弱いしびれがあって、日によっては強くなる。
手のしびれは、肘から手にかけて感じている。
悪くなっているので、脳外科を受診。
脳と首には異常なし。
薬を処方され、様子をみるように言われた。
薬を飲んでいるがなかなか改善されないので、来院。
[手のしびれに対するカイロ・整体の治療方法・経過]
肘から手にかけてのしびれは、首か肩周辺、肘周辺の問題で起こる場合が多い。
首の場合は、椎間板や首の関節が関わっている。
肩周辺や肘周辺では、筋筋膜痛症候群のような筋肉の関連痛が多い。
今回の患者様は、脳の問題と頸椎ヘルニアはないと言われている。
首の関節か肩、肘の問題が関わっていそうである。
触診をさせていただく。
肩甲骨周りと背中の筋肉がとても硬く緊張している。
肘から手にかけての筋肉も少し緊張がみられる。
首の筋肉の緊張もそれほどない。
身体のバランスをチェックさせていただく。
頸椎（けいつい）のバランスは、それほど悪くはない。
胸椎（きょうつい）は１番から６番までが悪くなっている。
おそらく、胸椎のバランスの悪さによって、筋肉の過緊張がつくられている。
その過緊張が継続されることで、しびれがでていると思われる。
それらを改善させるために、筋肉と骨格の両方を調整。
２回目の来院。
「調整後、何か変わったことはありましたか？」
「特にはありません。」
肩甲骨周りと背中の筋肉はまだ緊張している。
胸椎のバランスもまだ悪い。
これらのバランスを調整する。
３回目の来院。
「しびれは変化ありますか？」
「カイロを受けた翌日は少し良かった気がします。」
６回目の来院。
「最近の調子はいかがですか？」
「しびれは少し軽減された気がしています。」
１１回目の来院。
「症状は、いかがですか？」
「しびれの感じが弱くなってきています。」
背中と肩甲骨周りの筋肉の硬さが少し緩和されてきている。
胸椎のバランスも少し改善されてきている。
胸椎を中心に全身を調整。
その後は、少しずつ改善がみられ、２０回の施術でそれほどしびれは気にならなくなった。
施術間隔を空けながら、様子をみていただくことにした。
[コメント]
一般的に、しびれは神経が関わっているイメージがあります。
神経が関わることもありますが、筋肉が原因でしびれを感じることもあります。
今回の患者様は、筋肉によるものでした。
これは、トリガーポイントや筋膜性疼痛症候群などと言われ、一般的な筋肉痛とは異なります。
いわゆる筋肉がコリ固まった状態で、強い痛みやしびれがでることもあります。
カイロプラクティックでは、身体のバランスを整えることによって、筋肉の緊張を緩和させていきます。
そうすることにより、コリ固まった筋肉が少しずつ改善され、それとともにしびれや痛みも改善されていきます。
しびれや痛みでお悩みならご相談ください。
