野球肩の患者様

相模原市 30代 男性
  

[野球肩の症状・病歴]

5年前くらいからボールを投げると痛みがでるようになる。
痛みは、少しずつ悪くなって、ボールを投げるとすぐに痛みがでる。

今は、痛み止めを飲まないと投げられない。
投げていて、痛み止めの薬が切れると、すぐ痛くなってしまう。

病院は、2年前に行ったが、骨には特に異常はないと言われた。
野球肩か、ルーズショルダーではないかと言われた。

整骨院にも行ってみたが、良くわからないと言われた。
普段の生活では、それほど痛みは気にならない。
 

[野球肩に対してのカイロ・整体の治療方法・経過]

投げる動作は、背骨が軸になっています。

背骨のバランスが悪いと、軸が安定しないので、肩に負担がかかります。
肩に負担がかかると、少しずつバランスが崩れて、歪みが出来てきてしまいます。

逆に、肩のバランスが悪いと、軸である背骨に負担がかかるようになります。
背骨に負担がかかることによって、バランスが悪くなり、軸が安定しなくなります。

このような悪循環になると、バランスはどんどん悪くなってしまう。

背骨を安定させ、肩のバランスを整えると、悪循環が断ち切られ、良い方向に向かい始めます。
そうなるように繰り返し調整を行い、バランスを安定させると、痛みの改善が早くなります。

今回の患者様も、背骨と肩のバランスが悪くなってしまっていました。

背骨は、頸椎(けいつい)7番、胸椎(きょうつい)1番、6番が特に崩れていました。
肩は、肩甲骨と上腕骨で作られる肩関節と、肩甲骨と鎖骨で作られる肩鎖関節が悪くなっていました。

肩回りの筋肉は、棘上筋の悪さが目立ちました。

ますは、背骨や肩のバランスを調整。
その後で、筋肉の緩和も行い、初回は終了。

2回目の来院。
「肩の痛みはいかがでしたか?」
「軽めのキャッチボールはできました。」

身体のバランスは、まだ安定せず、背骨と肩回りは悪さが目立つ。
前回同様、背骨のバランスと、肩周りを調整。

5回目の来院。
「肩の調子はどうですか?」
「7~8割の強さで投げても大丈夫でした。」

背骨のバランスは少し良くなっている。
肩とその周辺は、まだ悪い所が残っている。

7回目の来院。
「肩の痛みはどうでしょう?」
「全力で投げた後から痛みがでてしまいました。」

背骨のバランスは、それほど崩れていない。
肩のバランスは、極端に悪くなっていないが、筋肉の緊張度合いが高い。

10回目の来院。
「今回はどうでしたか?」
「まだ怖くて、全力では投げていません。」

背骨のバランスは整ってきている。
肩のバランスも大きな崩れはでなくなっている。
筋肉の緊張も緩和されてきている。

その後は、順調に改善され、14回目の来院時は、全力で投げても痛みはでなかったとご報告をいただいた。

全体的にバランスも良くなっているので、間隔を空けながら様子をみていただくことにした。
 

[コメント]

肩の痛みが出ている時は、背骨のバランスも悪くなっていることが多い。

ですから、両方のバランスを整えることによって、早期改善しやすくなります。

なかなか改善されない肩の痛みでお困りならご相談ください。
 

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