患者様
八王子市 40代 女性
[症状・病歴]
2年前に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。
手術を受ける前は、腰痛がものすごくひどく、立っていられない状態だった。
手術をした後は、強い腰痛はなくなったが、痛み自体はのこっていた。
日が経つうちに、だんだん痛みは軽くなってきていたが、1ヶ月くらい前に重い物を持った時に違和感がでて、それからだんだんまた腰痛が強くなってきた。
今は、朝起きた時の腰痛が一番強く、日中になるとだんだん痛みは軽減されるが、左の腰痛と左のふくらはぎ外側の痛みは常にある。
長時間立っているとふくらはぎに痛みやしびれがでてくる。
痛みが強い時は、手術を受ける前と同じくらいに感じることもある。
左右の太もものつっぱり感も常にあり、固い椅子に座るとおしりの座骨付近の痛みがでてしまうので、常にクッションを持ち歩いていて、座る時には必ずクッションを使っている。
[治療方法・経過]
手術を受けた腰椎の5番周辺の筋肉は、とても固くなっていて、軽く押しただけでも痛みを感じられている。
左右のお尻のあたりの筋肉も緊張していて、固くなっている。
腰とお尻のあたりの骨格と筋肉の調整をさせていただき、痛みの感じや身体の調子を見ていただく。
「全体的に少し軽くなりました」
2回の施術を受けると朝の強い痛みが軽減されてきた。
5回の施術で朝の痛みはなくなって、左の腰のつっぱり感だけが残っている感じになった。
10回の施術で日常生活に支障がなくなってきたので、時々身体のメンテナンスをすることをお勧めして終了。
[コメント]
椎間板ヘルニアと診断されるケースは多いようですが、ヘルニアだけが腰痛の原因ではないようです。
手術をしても、保存療法(手術以外の療法)をしても半年以降の痛みやしびれの症状はあまりかわらないようです。
手術をしても痛みの根本原因が取り除かれていないと今回の患者様のように再発してしまうこともあります。
最悪の場合は手術も必要かもしれませんが、いろいろな治療法を試してみることも良いと思います。