椎間板ヘルニアの患者様
昭島市 ３０代 男性
[椎間板ヘルニアの症状・病歴]
８ヶ月位前から少しずつ腰痛を感じるようになった。
それからは、少しずつ腰痛が悪化。
足に神経痛のような痛みがでてきた。
起きている間は、いつも腰や足の痛みがある。
腰痛は、長い間立っていたり座っていたりすると痛みが強くなる。
足の痛みは、座っている時に強く感じる。
整形外科では、ＭＲＩをとって、椎間板ヘルニアと診断された。
痛み止めの薬をもらって様子をみてくださいと言われた。
[椎間板ヘルニアに対する整体・カイロの治療方法・経過]
腰痛を感じている場所を確認させていただく。
痛みは、左のお尻のあたりに感じている。
足の痛みは、左足の外側全体に感じている。
痛みを感じているお尻のあたりを触診させていただく。
お尻にある筋肉、特に小殿筋がとても硬く緊張していました。
小殿筋を少し圧迫してみると、圧迫された部分と足の外側に痛みが広がりました。
これは、筋肉が作り出す痛みに特徴的なサイン。
おそらく、痛みをだしているのは、椎間板ヘルニアではない。
お尻の筋肉が関わっている。
お尻の筋肉が硬く緊張すると、それがついている、骨盤と大腿骨（だいたいこつ）も影響を受ける
骨盤と大腿骨のバランスをチェック。
痛みがでている左側の骨盤は、前下方に変位。
大腿骨は、後上方に変位している。
このバランスの悪さが、筋肉の緊張をさらに高めてしまう。
お尻の筋肉と身体のバランスを調整。
２回目の来院。
「痛みはいかがでしたか？」
「あまり目立った変化はありませんでした。」
筋肉や骨盤などは、まだ悪い。
それぞれを調整。
４回目の来院。
「腰痛や神経痛の感じはどうですか？」
「神経痛のような感じは少し良くなっています。」
小殿筋の緊張は少し改善がみられる。
骨盤と大腿骨はまだ悪い。
８回目の来院。
「最近はどうですか？」
「腰痛はまだありますが、神経痛のような感じはあまりなくなりました。」
骨盤と大腿骨のバランスも改善されてきている。
筋肉の緊張はだいぶ良い。
その後は、順調に改善され、１２回目の来院時には、日常生活には問題ない程度まで改善。
バランスも良く、筋肉の緊張もなくなっている。
全体的に改善がみられるので、間隔を空けて様子をみていただくことにした。
[コメント]
椎間板ヘルニアと診断された腰痛と神経痛でしたが、痛みの原因は筋肉にありました。
これは、筋筋膜性疼痛といわれ、椎間板ヘルニアと症状が似ています。
椎間板ヘルニアと症状が似ているので、見過ごされることもあります。
なかなか改善しない腰痛や神経痛などは、筋肉に問題があるかもしれません。
カイロプラクティックでは、筋肉や骨格などを調整し、腰痛や神経痛の早期改善を促します。
よろしければ、ご相談ください。
