腰痛の患者様

日野市 30代 女性(妊娠10ヶ月目)
  

[腰痛の症状・病歴]

1週間前から突然、腰痛がでてきた。
特に思い当たる原因はない。
動くと痛いので、歩く時や寝がえり、立ったり座ったりなどがつらい。

朝起きた時よりも夕方の方が腰痛を強く感じる。
安静にしていれば痛みはでない。
左のお尻のあたりを中心にその周りに痛みがある。
 

[妊婦さんの腰痛に対する整体・カイロの治療方法・経過]

前屈や後屈の動きをしていただく。
少しでも反らしたり、前かがみになると痛みがある。
ご自分で感じている腰痛はどのあたりかを抑えていただく。

ちょうど左のお尻の部分で、左の骨盤付近に腰痛がある。
腰骨の左側にも痛みがある。
うつ伏せになっていただく。

左の腰方形筋と殿筋が硬く緊張していて、圧痛もある。
身体のバランスを診させていただく。
左の股関節と骨盤、腰椎5番が悪い。

特に腰椎5番のバランスが悪い。
妊婦さんにも負担のかからないアクティベーター器を使って全身を調整。
腰方形筋と殿筋も調整する。

2回目の来院。
「腰痛はいかがですか?」
「寝返りや寝た状態から起きる時の痛みが残っていますが、他の動作の痛みは楽になっています。」

身体の状態を再検査。
前回と比べると、腰方形筋と殿筋の圧痛は、緩和されている。
左の股関節と骨盤、腰椎5番の歪みはまだあるが、前回よりも良くなっている。

これらを中心に全身を調整。
起き上がっていただき、前屈や後屈をしていただく。
前回より動かせる範囲が広がっていて、痛みも少なくなっている。

3回目の来院。
「調子はいかがですか?」
「動き始めに少し痛みがありますが、少し動けばそれほど腰痛はでないです。」

バランスも腰椎5番以外は良くなっている。
筋肉を押した時の痛みもなく、張りも軽減されている。
残っている歪みを調整し、終了。
 

[コメント]

妊婦さんは、自覚がなくても腰には相当な負担がかかっています。
臨月の妊婦さんは、予定日が近づくにつれて、身体も出産の準備に入っています。
その準備の一つにリラキシンというホルモンがあります。

リラキシンは靭帯を緩める作用があるので、骨盤が緩みます。
靭帯が緩むと筋肉や関節の負担が増えてしまいますので、腰痛が起こりやすくなります。
腰痛を感じ始めたら、早めのケアが大切です。

妊婦さんは、痛み止めが飲めないことが多いので、カイロプラクティックや整体などがおススメです。
妊婦さんの腰痛でお悩みならご相談ください。
 

妊娠中の腰痛でお悩みの方