患者様
八王子市 20代 男性
[アキレス腱周囲炎の症状・病歴]
1年前、週に4日位2~3kmを走っていた。
それと、アルバイトの仕事が立ちっぱなしで、1日4~5時間くらいはずっと立っていた。
それを休まず1ヶ月くらい続けていたら、両足のアキレス腱あたりに痛みを感じるようになった。
痛みがでてきたので、ランニングは止めて、バイトも減らしたが、痛みは良くならなかった。
なかなか改善されないので、病院へ。
レントゲンを撮ったが骨には異常なし。
アキレス腱周囲炎と言われた。
その時は、病院でマッサージを受けながら、湿布を貼っておけばすぐ良くなると言われしばらく通院した。
病院に通っていてもそれほど良くならなかったので、止めてしまった。
それから、2~3ヵ月様子をみたが、良くならなかったので、また別の病院へ。
そこで、痛み止めを処方され、しばらく飲んだが良くならなかったので、違うことを試してみようとカイロへ来て見た。
[アキレス腱周囲炎の整体・カイロの治療方法・経過]
普通に歩いていても痛みを感じて、つま先立ちをすると痛みが強くなる。
触診をさせていただくと、両足ともふくらはぎの張りが強く、アキレス腱もパンパンになっている。
身体をチェックさせていただくと、踵骨と脛骨のバランスがとても悪くなっている。
踵骨と脛骨は足の関節をつくっていて、アキレス腱にもとても関わっている関節です。
おそらく、筋肉の使いすぎで、ふくらはぎの筋肉が硬くなったままになってしまって、関節のバランスを崩し、バランスを崩した状態がまた筋肉を硬くするという悪循環になってしまっていると思われます。
それによって、ふくらはぎの筋肉の緊張状態が持続してしまって、硬さが取れなく、痛みをだしてしまっている。
そのことを説明させていただき、カイロ治療を開始。
足関節を中心に身体全体を調整し、ふくらはぎの筋肉も調整。
アキレス腱の状態を確認していただく。
「アキレス腱の周囲はどうですか?」
「少し軽くなった気がしますが、まだ痛みはあります。」
2回目の来院。
「調子はいかがでしたか?」
「少し良かったですが、だんだん戻ってきてしまった感じです。」
身体のバランスをチェック。
踵骨が、まだ安定していない。
踵骨を中心に、ふくらはぎも調整。
3回目の来院。
「どんな調子でしたか?」
「前回よりはだいぶ良かったですが、また少し戻ってきた感じです。」
4回目のカイロ治療後からは、バランスが安定してきた。
6回の治療で、日常生活に支障がなくなったので、様子をみていただくことにした。
[コメント]
アキレス腱は、主に腓腹筋とヒラメ筋という筋肉によって形成されています。
これらの筋肉は、膝関節と足関節に関係しています。
腓腹筋やヒラメ筋が硬く緊張してしまったままになってしまうと、膝関節や足関節のバランスに影響を与えます。
膝関節や足関節のバランスが悪くなってくると、それがまた、腓腹筋やヒラメ筋に影響を与えてしまいます。
この悪循環によって、筋肉や関節のバランスが崩れていきます。
それに伴って、アキレス腱の張りも強くなり、痛みがでてきてしまいます。
この悪循環を断ち切って、バランスを整えていくと、痛みは改善されていきます。
痛み止めや湿布などでの効果があまりない方は、この悪循環を断ち切ってあげることが重要です。
なかなか改善されない、アキレス腱周囲炎でお困りならご相談ください。