アキレス腱炎の患者様

相模原市 60代 男性   
  

[アキレス腱炎の症状・病歴]

3ヶ月前に左のアキレス腱に違和感を感じ始めた。
違和感があったが、その時にあった10kmのマラソンに参加した。
走った日の翌日から、アキレス腱付近に痛みと腫れが出てしまった。

1ヶ月位、マラソンや長く歩くことを止めていて、湿布を張って自己治療をしていた。
それで、腫れと痛みは少し良くなった。
試しに3~5kmの散歩やジョギングをすると痛みがでる。

なかなか良くならないので、病院へ。
骨には異常がなく、アキレス腱炎と診断された。
湿布や痛み止めを処方された。

それでも改善されないので、来院した。
朝起きてしばらくは痛みがあるが、日常生活ではそれほど気にならない。
 

[アキレス腱炎に対する整体・カイロの治療方法・経過]

痛みが気になる場所を見せていただく。
左の踵の骨にアキレス腱が付着する少し上のあたりに痛みを感じている。
アキレス腱は主に腓腹筋とヒラメ筋の腱で、踵に付着しているので、膝との関わりもある。

もちろん足首にも関係している。
膝関節と足首のバランスをチェックさせていただく。
膝関節を構成している脛骨の内方、後方変位がある。

踵は、アキレス腱の付着部にあたる後ろ側が、上方、後方、内方に変位している。
左の股関節や骨盤のバランスも悪い。
膝と踵を中心に全身と関連筋肉も調整。

2回目の来院。
「痛みの変化はありましたか?」
「朝起きた時の痛みはでなくなっています。」

再度バランスをチェック。
脛骨の後方、踵骨の後方、内方が残っている。
それらを調整。

3回目の来院。
「アキレス腱炎の痛みはどうですか?」
「3km位走りましたが痛みはでなかったです。」

5回目の来院時には長い距離を走っても大丈夫になっていたので、最後の調整をして終了。
 

[コメント]

アキレス腱炎は主に使いすぎによって発症することが多い症状です。
今回の患者様の場合は、走りすぎによって起こってしまったと考えられます。
使いすぎで疲労がたまってくると、筋肉が硬く緊張した状態が継続されてきてしまいます。

筋肉の緊張が持続することによって、踵の周辺の歪みが固定化されてしまいます。
歪みが固定されてくると、より一層筋肉の負担が増え、筋肉の緊張が高まってしまいます。
このような悪循環によって、少しずつ症状が悪化。

最後には痛みがでてきてしまいます。
こうなるとマッサージや湿布などでは、なかなか完治が難しくなってしまいます。
カイロプラクティックでは、筋肉や骨格のバランスを整えることによって、この悪循環を断ち切ります。

また、施術により治癒力が向上しますので、改善に向けた良いサイクルができていきます。
なかなか改善されないアキレス腱炎にお悩みならご相談ください。
 

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