頸椎椎間板ヘルニアの患者様

多摩市 40代 男性
 

[頸椎椎間板ヘルニアの症状・病歴]

1ヶ月前から、左の首の付け根あたりに、痛みを感じる様になった。
それからしばらくして、左腕が重だるいような痛みもでてきた。

だんだん悪化してきて、首や首の付け根のあたりにいつも違和感がでるようになった。

首を動かすと首の付け根と腕に痛みがでる。
特に上を向くと痛みが強い。

同じ姿勢で仕事をしていたり、つり革につかまっているような姿勢を続けていると痛みが強くなる。

寝ていても、寝返りの時に痛みで目が覚めることがある。
病院では、頚椎椎間板ヘルニアと診断された。

痛み止めを処方され、治療は特になかった。
 

[頸椎椎間板ヘルニアに対するカイロ・整体の治療方法・経過]

最近は、MRI検査でヘルニアが見つかっても、痛みがない人もいることがわかってきています。
ヘルニアがあると、必ず痛みやしびれがでてくるということではない、ということです。

今回の患者様も姿勢や動きで痛みが強くなるので、筋骨格系の問題が疑われました。

上を向く動作で、痛みが強く感じられる。
この、上を向く動作をした時、首や背中の関節は狭くなります。
何も問題がなければ、痛みはでません。

歪みがあると、関節にかかるストレスが強くなり、痛みがでやすくなります。
また、歪んでいるとバランスが悪くなり、それを安定させるために筋肉のストレスも増します。

その状態が長く続くと、筋肉自体の痛みもでやすくなります。

今回の患者様も、上を向いた時に負荷がかかる、下部頸椎(けいつい)と上部胸椎(きょうつい)のバランスが崩れていました。

首の骨の一番下にある頸椎の7番、背骨の上の方にある胸椎の1~4番が特に悪くなっていました。

それに伴って、首の付け根と肩甲骨の内側の筋肉が硬く緊張していました。

頸椎と胸椎を中心に全身の調整を行う。
筋肉の緊張を和らげるための緩和操作も行う。

2回目の来院。
「首や腕の痛みはいかがですか?」
「それほど変わりありません。」

早速、身体をチェックさせていただく。
頸椎、胸椎ともにまだバランスが悪い。

筋肉の緊張もまだある。
前回同様、筋骨格のバランスを整える。

5回目の来院。
「調子はいかがですか?」
「痛みが少し軽減されてきました。」

頸椎は、改善されてきている。
胸椎は、改善されてきている所もあるが、まだ悪い所が目立つ。

筋肉は、少し緊張が緩和されてきている。
胸椎を中心に全身の骨格と筋肉を調整。

9回目の来院。
「首と腕はどうですか?」
「痛みはだいぶ軽減されてきています。」

今回の調整後は、順調に改善され、13回目の来院時には、日常生活には、ほぼ支障がなくなった。

その後はメンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了。
 

[コメント]

最近は、検査技術の発展によって、椎間板ヘルニアが見つかりやすくなりました。

その一方で、ヘルニアが見つかっても、全く症状がない人も沢山いるということも分かってきました。

逆に、ヘルニアと同じようなしびれや痛みの症状があっても、椎間板ヘルニアがない人も沢山見つかっています。

ですから、痛みやしびれの原因が、全てヘルニアではないということです。

痛みやしびれの原因が、筋骨格系の問題で起こっているケースも多々見つかります。

お医者様であまり結果が良くない場合は、整体やカイロプラクティックなどの代替療法を試してみるのも良いと思います。

頸椎椎間板ヘルニアでお困りならご相談ください。
 

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